自閉症きょうだい児の愚痴吐きブログ

自閉症(知的障害あり)の兄を持つ妹。結構キツイ本音をイラストで語ってます。

幸せになろうとすると怖くなる~幸せ恐怖症~

   

今日の漫画はなかなか理解されないだろうな~と思ってます。あんた自身の性格の問題じゃね?と言われそう。

いえ、実際その通りかもしれませんけどね。

 

とりあえずそれは置いておいて・・・

 

私は今まで何度も漫画と同じような選択をしてきました。

「○○が欲しいなぁ~」と思い、○○が手に入りそうになると途端に怖くなり手に入れるのをやめたり、もっとランクやレベルを落としたものを選んだりしてきました。そしてその選択は・・・大抵後でどっと後悔する結果に終わります。

実はプロポーズされた時も「嬉しい!!」と思ったその日の夜、とてつもない恐怖が襲ってきて朝まで寝られませんでした。

指輪を見に行った時もお店の前で急に怖くなり「やっぱ指輪いいよ、なくても大丈夫だよ・・・」と後ろ向きになっていました。
※ 彼はなぜか「婚約指輪買わないとかありえん」と言い、お店の中へ・・・

この後もプロポーズから始まって結婚式、新婚旅行、新居決め、など全て幸せと不幸せの感情がグルグルグルグルと頭の周りをまわっていました。

幸せな状態がものすごく居心地が悪いんです。自分でも超アホな事言ってるなと思うのですが、何となく不安を感じてたりする方が自分のスタンダードな状態って感じがするんです。

ですので、何か幸せなことが起こると「こんな幸せなことが起こってしまったらこの後に待っているのはとてつもない不幸のはずだ!!」と訳の分からない思考が湧き出てきて、全く幸福感を味わうことができません。

何より家族に対して罪悪感を感じてしまうのです。「母が・・・苦労しているのに・・・私だけ幸せになるなんて」と悶々としてしまいます。

だから咄嗟に「一番欲しいモノ、一番したい事、欲しい幸せ」を避けてしまいます。

今まで本当に、本当にこの良く分からない感覚に振り回されてきました。

そしてある時この妙な感覚の正体を知るのです。

それが 幸せ恐怖症 です。

(外部リンク)幸せになることが怖い〝幸せ恐怖症〟とは?幸せを自ら爆破してしまう…

幸せ恐怖症の簡易チェック

・この幸せがいつまで続くか心配
・この安心が壊れるのではないか心配
・1つくらい不安や不幸があった方が安心できるのに、と思う
・幸せを感じると、次に何か悪いことが起きるのではないかと不安になる
・誰かがこの幸せを壊しに来るような気がして不安
・自分だけ幸せで申し訳ないように感じる
・この幸せがウソなのではないかと思う時がある
・幸福を感じると、なぜかソワソワ落ち着かなることがある
・時々、演技的行動をしていると感じることがある
・自分だけで幸せで、母がかわいそうだと思う時がある

※上記リンク先からの抜粋

うわーーー、全部当てはまっています・・・・・。

この『幸せ恐怖症』を知った時、約30年間のそれまでの自分の人生を振り返って、また胃がギューーーーーっと縮みました。

骨の髄まで染み込んでいた幸せ恐怖症はなかなか消すことができず、今でも苦労しています。

 

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