自閉症きょうだい児の愚痴吐きブログ

自閉症(知的障害あり)の兄を持つ妹。結構キツイ本音をイラストで語ってます。

自分が「きょうだい児」なるものだと知った日

   

前回(「カウンセリング受けなよ」と簡単に言うけどさ。)の続きです。

心療内科3軒、カウンセリング2軒に行っても何が変わるわけでもなく、残されたのは大量の精神安定剤だけでした。

「結局こういうものに頼って生きていくしかないのか…。」

と半ば絶望的になりました。

それからしばらくカウンセリングはお休みしていましたが、やはりまた不眠症と今度は耳鳴りもひどくなってきて、精神安定剤も底をつき心療内科へいくことに。その心療内科は職場から近いという理由だけで選びました。もはや心療内科医になんの期待もしていなかったので「手っ取り早く薬をもらって帰ろう」としか思っていませんでした。

が、この先生から意外な言葉をききました。

「きょうだい児」という言葉です。

28歳になるまでそんな言葉があること自体知らなかった。私は黎明期からネットを使ってネットサーフィンをしていた人間で、不眠症、耳鳴り、過食、金縛り、精神安定剤などメンタルヘルス系のキーワードを検索しまくっていたけれど、きょうだい児という言葉には行きつかなかったのです。

今でもまだ全然知られていないのだから、10年前はもっとレアな言葉だったのでしょう。況や私が10代の頃なんて…。

この言葉を知ってからネットにかじりつくようにして検索する日々が始まりました。

  • 「常に良い子にしてなきゃと思っていた」(※だから私は教師に叱られることに異常なまでに怯えていた)
  • 「親に甘えることができた記憶がない」
  • 「常に恥ずかしくて周りの目を気にしていた」
  • 「殴られたりしたけど我慢した」
  • 「アダルトチルドレン」
  • 「インナーチャイルド」
  • 「機能不全家族」
  • 「成長してから精神的に不安定になっていく」
  • 「自分に自信がない、自己肯定感が低い」

どれも自分に当てはまるものばかり。

生き辛さの原因は・・・これだったのか!

このことに気付いてから肩の力が抜けた・・・・のも束の間。今まで溜め込んでいた怒りや悲しみが一気に膨れ上がり、過去を思い出しては泣きじゃくったり壁を殴ったりして悶え苦しむ日々が始まりました。

”きょうだい児”ということに気付かせてくれた医師も、アダルトチルドレンなどの悩みに詳しい先生でしたが、とてもクセの強い方で(汗汗汗)。正直先生とお話しするのも結構辛かったです。月1で半年ほど通いましたが、先生が別の病院へ移られたのをきっかけに通うのをやめました。

それから10年、さらに別のカウンセリングへ行ったりなんちゃらセラピーを受けたりと色々迷走してきましたが、ようやく以前よりは生き辛さがなくなってきたと思います。それでも油断しているとふとした時(特に寝る前)に湧き上がってきては私を苦しめますが…。

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