自閉症きょうだい児の愚痴吐きブログ

自閉症(知的障害あり)の兄を持つ妹。結構キツイ本音をイラストで語ってます。

「カウンセリング受けなよ」と簡単に言うけどさ。

      2018/06/14

20代後半が人生で最も生き辛さを感じていた時期かもしれません。

死にたい気持ちは相変わらずでしたが、それ以上に以前より酷くなっていた不眠症と超ネガティブ思考に押しつぶされそうになっていました。ドリエルなどの市販の睡眠薬(睡眠補助剤)に頼りまくってました。その睡眠薬も最初は1粒だけで効きますがだんだんと効きが悪くなってくるようで、1時間おき、30分おき、10分おき・・・と飲みまくってしまうのです。

一度、あまりに飲みすぎて24時間ぶっ通しで寝てしまったことがあります。

眠れない辛さと、眠れないが故にあれこれ考えて更に落ち込んでしまう…という二つの攻撃でもう限界寸前でした。

それでも学生の頃と違い、仕事に行かなければ生きていけません。

このままじゃまずい!と思い切って心療内科へ行ってきました。心療内科を選んだ理由は「カウンセリングだと高い、精神科はもっとイッちゃってるヤツが行くイメージ」だからです…。しかも心療内科は保険適用なので安いんですよね。

ですが、心療内科はあくまでも病院なので治療が目的です。行く度にほぼ必ず薬を出されました。この心療内科の先生は派手な女医さんでお上品な話し方をするのですが、毎回あまり話もせず「眠れますか~?」「気分はどうですか~?」「お薬変えてみる?」というようにまさに”治療”をすることが主体となっていて、、、なんといいますか、私は根本的な治療をしたかったのですが、単に臭いものに蓋をするだけの治療という感じでした。5回ほど通って薬ばかりが増えていき、やめてしまいました。最後の方では「辛いのはあなただけじゃない」なんて言われたし…(そんなのわかっとるわ!)。料金は4,000円x5と書きましたが、毎回4,000円だったわけではなく、平均値を書きました。

次に「私に必要なのはカウンセリングだ!」と思い、カウンセラーの元へ。カウンセリングは心療内科と違って保険が効かないのでカウンセラーが設定した料金が100%がそのままかかります。カウンセラーは30代くらいの男性でしたが、ニコニコと話を聞いてくれました。こちらの話に反論することなくウンウンと頷きながら聞いてくれるのでこちらも溜め込んでいた思いを一気に吐き出すかの如く話しまくりました(話すたびに毎回、途中で涙が出ていました)。確かに話を聞いてもらうと一時的にスッキリとはするのですが、本当にただ聞いてもらうだけなので3日もすればまた元の木阿弥状態です。「通い続けることが大切です」と言われたので4回ほど頑張って通いましたが、毎回値段は10,000円・・・。なんだか話だけ聞いてもらって10,000円払うのが馬鹿々々しくなってきてしまったのです。

きょうだい児だけではなく、辛い幼少期を過ごしたことで大人になってから実生活に支障が出ている人、生き辛さを感じている人がツイッターやブログに辛い気持ちを吐露すると「カウンセリングにいけば?」と簡単に言う人がいます。でもカウンセリングってよっっっぽど相性の良い先生に当たらない限り、行けばその日に何かが変わるもんじゃないんですよ。どんな先生かもわからないからまずは行ってみて、数回通ってみてダメだと思ったらまた次を探す…この繰り返しです。その間に安くないお金が飛んでいきます。ぶっちゃけたった1回のカウンセリングで次の日から180度性格や思考を変えることができるなら、100万払っても惜しくないです。いえ、本当に。それくらいカウンセリングって私にとってはほとんど意味のないものばかりでした。

この後また別の心療内科に行くことになるのですが、それは次の機会に・・・。

追記:続き(自分が「きょうだい児」なるものだと知った日)はこちらです

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