障害者の兄についてつぶやいたらツイッターの機能が一時的に制限された話
久しぶりにブログを更新したのでツイートしようとログインしてみたら・・・
12時間ほど利用できなくなりました。
障害者の兄弟は死んで欲しい…それはイコール障害者は全員死ね!ではない。勝手に脳内変換して結びつけるのは短絡的過ぎる。
このツイートがルール違反と判断されました。
これは「障害者の兄弟は死んでほしい」の方がダメだったのかそれとも「障害者は全員死ね!」という文章が機械的に引っかかったのか・・・。
後者であればまぁシステムなので仕方がないのかもしれないが、前者であればちょっと納得いかないなぁ、と思っていました。
一応ツイッターに異議申し立て?メールを出してみたのですが、返ってきた回答は↓の通り。
ご利用のアカウントは、Twitterルール、具体的にはヘイト行為に対するポリシーに違反したため、一定期間ロックされるかご利用が制限されます。
Twitterでは、人種、民族、出身国、性的指向、性別、性同一性、宗教、障碍、病気を理由にして他の人への暴力を助長したり、直接攻撃または脅迫したりすることを禁止しています。
攻撃的な行為が続いた場合、アカウントを凍結することもありますのでご注意ください。アカウントの凍結を防ぐには、Twitterルール(https://twitter.com/rules#hateful-conduct)に従ってコンテンツを投稿してください。
ヘイト行為に対するポリシーについては、https://help.twitter.com/rules-and-policies/hateful-conduct-policyをご覧ください。
うーん、でもあくまでも『イコール障害者は全員死ね!ではない』と打ち消しで書いているわけなので、全員死ね!なんて書いてないんです。
まだまだ納得いかなかったので、上記のメールに貼られていたリンク、ヘイト行為に対するポリシーも見てみたのですがその中に、
個人または特定の集団の怪我、死亡、病気を望む発言
この一文が。
どうやら、これに引っかかったみたいですね。しかも
本件に関するTwitterの対応
発言の前後関係を考慮します。
単体のツイートを取り上げると不適切に見えても、全体の会話の流れの中で見るとそうではない場合があります。Twitterでは、どなたからでも違反の報告を受け付けますが、正確な前後関係を把握するために違反を報告された側の利用者から話を聞くこともあります。
報告を受けた件数によって削除するかどうかが決まるわけではありませんが、Twitter側での確認の優先順位が上がる場合があります。
行為に注目して調査します。
法的または社会的に保護されるべき集団やその集団に属する可能性のある個人に対しての不適切な行為が報告されると、Twitterは自社のポリシーに基づいた対応を行います。
これには@ツイートや写真へのタグ付けをはじめ、Twitter上で行われるあらゆる行為が対象となります。
幅広い対応を行います。
Twitterルールへの違反に対する処分は、その違反の重さや違反者の過去の違反歴によって決まります。たとえば攻撃的なツイートをした利用者にそれを削除することを求めて、削除されるまで新しくツイートできなくすることもあります。また、アカウントを凍結する場合もあります。
これすなわち、「障害者の兄に死んでほしいと思う!」と書くと、ツイッター上では
- 障害者=社会的に保護されるべき集団
- 障害者の兄=その集団に属する個人
ということになり、個人の死亡を望む発言=ヘイト行為とみなされるようです。
しかも、ヘイトに対するポリシーに書かれているように、ツイッターでは単純に言葉だけで判断するのではなく、前後の文脈やその他の綿密な調査によって総合的に判断しているとのこと。
つまり、私が最初に推測した様な「システムが機械的に文字を、そこだけを拾って」アカウントを制限したわけではなく、ツイッター側でちゃんと吟味して私のツイートがヘイト行為に該当すると断罪されたわけです。
うーーーん・・・・・ヘイトかぁ。そんなつもりは一切なかったのでヘイト行為と言われると鈍器で頭をガーンと殴られたくらいの衝撃がありますね。ヘイトと聞くと、街中で旭日旗を振りながら「○○人は死ねー!」とか叫んじゃってる人達しか思い浮かばなかったので、まさか自分がその人達と同じ側の人間に認定されるとは夢にも思いませんでした。
やっぱり兄は社会的に保護されるべき人間なんですね。兄は女性に近づきスカートの匂いを嗅いで警察にしょっ引かれたこともあります。私は何度も殴られたり噛まれたりしました。恥ずかしさに耐え、鬱にもなり、将来の事を考えると頭が痛くなる。それでも一言「兄に死んでほしいと思う」と書いた瞬間、”悪いのは私”になります。
まぁでも仕方がありません。ツイッターが決めたルールですから。イチ小市民には何もできません。一応さらにツイッターに反論してみましたが1週間経った今も返事はありません。
しばらくツイッターを見ていなかったのですが、最近よく #きょうだい児 関連のツイートでヘイトスピーチという言葉を目にするようになりました。他のきょうだい児さんも自身の発言がヘイト認定された方がいるのかな…。
検索してみたら「#親死ね」というツイートは沢山あるのにね。