自閉症きょうだい児の愚痴吐きブログ

自閉症(知的障害あり)の兄を持つ妹。結構キツイ本音をイラストで語ってます。

ずっと恐れていたことが現実になったのか?

   

※↓に続きのイラストあります。

1人暮らししてから、たまにかかってくる母からの電話が怖くてたまりませんでした。

 

「兄がなにかやらかしたんじゃないか!?」

「また暗い話か、それとも愚痴か・・・」

 

そしてこの日、電話の内容は最悪のものでした。

 

「警察に捕まった!!」

 

このセリフを聞いたとき、一瞬本気で卒倒しそうになりました。そしてすぐに冷静になり「あぁ・・・ついにこの日が来たか・・・人生終わったな。」とか「大学は辞めないとならないな」とか考えていました。(被害者がいるかどうかはわかりませんでしたが、被害者のことなんてこれっぽっちも考えていませんでした)

 

一体何をやらかしたのか?母の話から、どうやらこんな感じ↓のことをしたようです。

 

理由は本人しかわかりませんが、駅のホームで電車を待っている時に、前にいた綺麗なOLさんのスカートを急に掴んで匂いを嗅いだらしいです・・・。OLさんは当然驚いて悲鳴を上げ、すぐに駅員に連れていかれたとのこと・・・。駅に警察が来たのか、警察署に行ったのかは定かではない(母にまたこの話をしたくないので・・・)のですが、警察官が来たことに兄はさすがにビビっていたようです。”警察官は悪いことをした人を捕まえに来る” という認識はあるので、刑務所に入れられると思ったのでしょう。

OLさんは兄の様子を見て「もしかして?」と思ったようで、母が障害のことを話して謝ると「こちらこそ大げさに騒いですみません」と言ってくれたそうです。OLさん、あなたは全く悪くないよ…怖い思いさせてごめんなさいね…。

OLさんには申し訳ないけれど、正直この程度のことで良かったと安堵してしまいました。これがもしもっと重大な・・・取り返しのつかないような犯罪だったら・・・私は今頃自殺していたかもしれません。

兄はまだ善悪の区別がつく方ですから、マシなのかもしれません。他害があって善悪の区別がつかないと片時も目を離せない、そのような障害者のきょうだい児は常にそのことを不安に思いながら生活しているんだろうなと思うと胸が痛くなります。居酒屋で飲んでいる時もカラオケではしゃいでる時もスポーツで汗を流している時も勉強している時も・・・心の片隅にこの不安が常にあるのです。そのストレスを想像してみて欲しいです。。。

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