自閉症の兄がいるということ
「兄が大好き」。素敵なきょうだい児。キラキラ輝いてる。
良いんですよ、もちろん。羨ましいとは思わないけれど、全く否定はしません。
そしてそんな兄弟を感動しながら見ている優しい第三者。「自閉症の兄が大好き」そんな話を聞いて感動します。
そんな優しい第三者は兄弟で仲良くしている映像を見て感動したら元の生活(つまり障害者が身近にいない生活)に戻れます。嫌な感情一切なく、感動だけできるのですから自分の仕事や普段の生活をもっと充実したものに出来るのでしょう。
だが一方で、障害者の兄弟がいる人生に唾を吐きながら生きているきょうだい児もいるのです。
せっかく感動しているのに水を差してすみませんね。
でも、表面上の感動話だけ見て判断してほしくないなぁ。今回の漫画に描いたように、問題行動だっていっぱいあるんですよ?感動している優しい第三者、それ、全部許せるの?あなたの彼女や娘さんが兄のような障害者に襲われたら?
常に「犯罪者の身内になるかもしれない」恐怖なんて想像もできないでしょうね。
※中のテキストを一部加筆修正しました。
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