正しいきょうだい児のススメ
今回はムカつく内容でごめんなさい。
最近ニュースやテレビ、ネットのコラムなどで ”きょうだい児” という言葉が取り上げられているのを見ました。
内容はだいたい同じです。どこかのイチきょうだい児の体験談が紹介されています。
1、きょうだい児として生まれた
2、子どもの頃は兄弟が好きだった
3、思春期で兄弟を疎ましく思うようになった
4、自分の幸せを追求して距離をとった
5、でもやっぱり兄弟が大切!今は共に生きていきたいと思っている
最後まで読むと毎回「あぁ~やっぱりか」と思います。最後は必ず兄弟を受け入れるんです。
断っておきますが、その生き方は何も間違っていない批判するつもりもありません。
でも今まで読んだコラムやテレビの特集で ”最後まで障害者の兄弟を受け入れなかったきょうだい児” の話を見たことがないんですよね~。
まぁ当然と言えば当然かもしれません。
読者や視聴者は最後は感動して終わりたいんです。好き好んで障害者に関する記事を読んだりテレビを見ている人は障害者の身内か仕事でかかわる人か感動したい人かのいずれかでしょう。 彼らの好感度を得るためには最後は必ずハッピーエンドで終わらせる必要があるんです。
ですから、”最後まで受け入れられない、死ぬまで嫌い” というきょうだい児はメディアに出ることができません^^;
だってその類のきょうだい児は酷い事言うでしょ?テレビで堂々と「死んでほしい」「キモイ」なんて言ったら苦情殺到するじゃないですか。
だから最後までその気持ちを押し殺したまま生きていくしかないんです。
これが現実です